運営編

『本当に接客が苦手?』

雑貨屋の接客で困る女性

接客が苦手と思っているの人も「本当に接客が苦手?」なのでしょうか?

自分のこだわりのあるものだったり、興味のあるものだったら、普段話すのが苦手な人も楽しんで接客できるのではないでしょうか?

どうしたら、接客が楽しくなるか考えてみました。

本当に接客が苦手?なのか

私は雑貨店をやっている時から自分のことを「接客が苦手」だとずっと思っていました。

人見知りはするし引っ込み思案なので…。

初対面の人と話す時は緊張してしまいます。

でも最近、ちょっと違うかなって思うようになってきました。

今の仕事ではお客さまと会話することが多いのですが、興味のない内容でも接客サービスの一環(仕事)として対応するようにしています。

ほとんどが世間話ですが、お客さまは自分が話すことを聞いてくれることに対して満足していただいています。

聞き上手なのも接客にとって大切なことだと思います。

では、お店の場合はどうだったでしょうか?

雑貨店なので、こちらから声かけをする営業的な接客ではなく、お客様から聞かれた時に対応する接客でした。

そんな時、うまく対応できないばかりか聞かれることに対してうっとうしく思ったり、めんどうに感じていました。

こんな感じなのでお客さまにとってはずいぶんと不快に感じたと思います。

ではなぜこのような接客になってしまったのででょうか?

答えは自分の興味が無いもの、いいと思わないもの、商品知識がないもの、わからないものを売っていたからです。

そのような商品について聞かれたからです。

開店当初は自分が好きな雑貨だったり、商品知識があるメンズのカットソーなどを売っていたので聞かれても全然苦になりませんでした。

しかし売上を上げたいばかりに、自分のわからない分野に手を伸ばしていって商品構成が変わっていってしまったのが失敗でした。

レディースの服だったり、アロマグッズ、キッチン雑貨、タオルなどの日用雑貨など…。

女性客を取り込む為にわからないものがどんどん増えていってしまいました。
サイズを聞かれたり、どれが似合うか?、プレゼントだけどこのような人にはどっちがいい?など…。

聞かれてもうまく答えれるはずがありません。

接客が苦手ではなく、商品知識もなく勉強もしてないから苦手に感じていただけなのです。

勉強も興味のないものにたいしては限界があります。

誰でもそうですが、普段の会話でも自分の得意な分野は積極的に話すことができます。
知らないことや興味がないことは、しゃべれないのと同じです。

個人で開業している限り、接客も店主である自分がするのが基本なので、扱う商品は自分の得意分野であるべきでした。

お客さんが望む接客での応対は、自分にない商品知識だったり、適格なアドバイスだと思います。

ネットショップでなんでも揃う時代にわざわざ足を運んでもらう意味がそこにあります。

売上を追求するあまり売れ筋ばかり追いかけていると、気づいたら自分のわからない商品構成になって接客ができないばかりか逆効果で売上も落ちていきます。

自分がわからない商品、聞かれても答えれない商品を扱ったことが『接客が苦手』の原因であり失敗でした。

まとめ

売上を追求するあまり開店当初のコンセプトからずれていってしまった。

自分の得意、こだわりのあるものを扱うことが大事!

こだわりのある店には同じこだわりのあるお客さんが自然とあつまり、おのずと接客も楽しんでできたかと思います。

-運営編