個人で雑貨店を開店する場合、開店することが第一目標になっていてその後の目標や計画をあらかじめ立てるのはなかなかむずかしいものです。
チェーン店や会社組織での新規開店のように開店後の計画まで作ってオープンできるケースは少ないと思います。
開店前から開店後の展望を考えておく必要性
私も雑貨屋を開店することが目標になっていて、何店舗にしたいとか漠然とした夢みたいなものはありましたが、開店後の売上目標やそれを達成する為の計画などは考えていませんでした。
とりあえず開店して様子を見てそれからという感じでしたが、そこまで考える余裕もなかったと思います。
開店してからの数ヶ月の間は仕入れては売る、支払の繰り返しで目標や計画を立てたりするどころではないのが現実です。
ある程度月々の売上が安定してきたらまずは売上目標とその計画を立てるようにしましょう。
逆に売上がなかなか安定しない場合や、伸び悩んでいる場合は軌道にのせる為にはやめに必要になります。
正直なところ私はそれができませんでした。
アパレル企画業からの収入があったせいもあって売上が多い月も少ない月も流れるままに漫然と営業していました。
なぜ、目標と計画を立てなければいけないのか?
『成長がないからです。』
現状で満足しているし、面倒だから必要ないと思いがちです。
特に個人商店は上からうるさくいわれることもないし自分次第なので、そうなるのはしょうがないところです。
でも時代がどんどん変化していく中で、何もやらなくて同じことの繰り返しではいつか行き詰まります。
そうならない為に常に新しい目標を持ち、それを達成する為の計画を立てることが必要になります。
最初の目標が達成したらまた次の目標を立て、ヴィジョン(最終目標)に徐々に近づいていければいいと思います。
ではどんなふうに目標を立てたらいいか?
日本国内だけでなくグローバルに活躍されている企業の創業者の方たちの本を読んだりTVなどの特集番組を見ていると、たいてい最初から大きなヴィジョンを持って創業されているのがわかりました。
また段階的に小目標を立てそれを実現する為の計画を細かく立てて実行してきたようです。
なので私もマネしてなるべく大きな目標を立てるようにしました。(笑い)
例:世界一の雑貨チェーンをつくる。
ヴィジョンを達成する為に段階的に目標と計画を設定して、一段一段ステップアップしていくのが理想です。
なので最終目標はできるだけ大きいほうがいいということになります。
その中でも毎月の『売上目標』は一番現実的なものでありベースと言えます。
達成する為に、どんな商品を仕入たらいいか?
どんなイベントを組んだらいいか?
集客方法は?などいろいろ考えて計画を立てます。
軌道にのってくると「このままでいいや」って気持ちになってきます。
そんな時こそ自分に厳しく常に新しい目標を設定して挑戦していくことで「成長」ができると思います。
私がこのようなことを考えるようになったのは閉店の一年前になってからです。
切羽詰まってからでは遅かったのです。開店当初から意識していれば随分違っていたのではないかと思います。
事実計画を立てるようになってからは少しずつ改善していきました。
ただメインの商材だったアウトレットの仕入が思うようにできず困難な状況になったので区切りをつけました。
新しく雑貨店を開店したいと思っている方は、開店を目標にするのではなく開店後の将来のヴィジョンとその為の計画を最初から持って挑戦することをオススメします!