一口に雑貨屋といっても取り扱い商品はさまざまです。
ここでは雑貨のカテゴリーやジャンルをまとめてみました。
雑貨屋のカテゴリー
異業種(業態)ミックス(複合型)
- VILLEGE VANGUARD
本と雑貨の異業種ミックスの代表格。本の内容と関連のある雑貨を組み合わせてコーナー展開する陳列方法が特徴的。
- NEW STYLE
VILLEGE VANGUARDの姉妹店。本と衣料品と雑貨の複合。よりファッション的な商品が多い。オリジナルのアパレル商品も展開する。
エスニック雑貨・アジアン雑貨・無国籍雑貨
- チチカカ
南米、ペルー、ベトナム、インドなどの衣料品から服飾雑貨、バッグ、置物、お香、食器、靴など。ジャンルがわかりやすくお店として特徴がだしやすい。
輸入雑貨(インポート雑貨)
海外での現地買い付け商品、並行輸入品の取り扱い。珍しい1点物が多い。
一時輸入雑貨という言葉自体がブームになったが、今ではあまり使わないような気がする。輸入雑貨じたいが一般的になったからかも。
北欧雑貨
デンマーク、ノルウェー、オランダなど北欧の雑貨。布地で有名なマリメッコ、ムーミンなども。家具から服飾雑貨まで取り扱い商品は幅広い。お店の特徴が出しやすいカテゴリー。
- フライングタイガー
- アソコ 低価格
- IKEA
ナチュラル系
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フレンチ雑貨
- アフタヌーンティー
- F.O.B COOP
ステーショナリー、食器、服飾雑貨、日用品などフレンチテイストの輸入雑貨。
チープ雑貨、中国雑貨、レトロ
個性的でキッチュな雑貨
- 文化屋雑貨店 ※2015年1月15日閉店
いろんなジャンルを扱いながら、独特の感性と世界観でコンセプトをひとつにまとめ、昭和から平成に駆け抜けた超人気店。雑貨屋のあたらしいカタチをつくりあげた。
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- 宇宙百科
- 大中
アメリカン雑貨
- ガラクタ貿易
アメカジのアパレル、古着(USED)、小物、ヴィンテージグッズ、フィギュアなど。
私の好きなモノばかり多く大好きな店でした。
ファンシーショップ
キャラクターの雑貨、文具、アクセサリーなどの品揃え。
スペイン雑貨
- muy mucho(ムイムーチョ)
無印良品に近いイメージ。東京原宿表参道エリア
まとめ
私が店をOPENした頃は雑貨ブームのまっただなかでした。
雑誌でも都心で人気のお店がとりあげられ、特集が頻繁に組まれていました。
私の店ははっきりしたコンセプトがなく仕入にいって自分がいいと思ったモノをジャンルに関係なく仕入れてくるといった感じでした。
アメ雑もあればバラエティ雑貨、キャラクター、インテリア雑貨、アクセサリー、バスグッズ、ギフトなど…。
あげるときりがありません。
ジャンルやカテゴリーに関係なく自分の感性にあったものを置くミックスカルチャーっぽい店のイメージもありました。
最初はイメージを統一していたつもりなのですが、売れるからといってコンセプトと違ったものまでおくようになってしまいました。
実際、そのようなお店も多くバラエティショップ的な雑貨屋も多かったと思います。
今思うとだいぶ間違っていたなぁといった感じです。
その当時人気のあった店に置いてある商品はステーショナリーであったり、インテリア、キッチン雑貨であってもコンセプトは統一していたと思います。
私の店はこれはアメ雑、これはフレンチ、これはナチュラルといったようにコンセプトのイメージがバラバラでした。
こういったやり方はロフトやハンズ、フランフランなどのようにカテゴリーとしていろんなジャンルの品揃で勝負ができる大型の総合雑貨店ではいいかと思いますが、体力がなく品揃えができない小さな雑貨屋ではやるべきではありませんでした。
真似したわけではないのですが、知らず知らずになっていったと思います。
自分しかいないので、意識して客観的に外から見れるようにしたほうがいいと思います。
最初の頃はお客さんに「何を売っている店」とよく聞かれたのを覚えています。
なんでも売れるバブルの頃はよくても、バブルがはじけてデフレになり不況が長引くと消費者は自分の目的のモノ、実際にいるモノ、使えるモノしか購入しなくなりました。
何が売っているのかわからないとなかなかお店に入ってくれません。
イタリアンのお店に入ってラーメンを注文しないのと同じです。
おもしろそうだからといって入ってみても、目的がなければすぐに出て行っていまいます。雑貨というコンセプトだけで成功しているお店は、膨大な在庫をかかえて品揃えを実現させている大型店だけです。
小さな雑貨屋は何でもある雑貨屋ではなく、カテゴリーやジャンルを決めて◯◯の雑貨の店(専門店)にしたほうがいいと思います。
何を売っている店か、お客さんにはっきり伝わることがとても大切なことです。
そのカテゴリーの中でどこにも負けない品揃えができれば、お客さんにとっても価値の高い店になれると思います。