現在では、実店舗を運営しながらネットショップも運営するのはあたりまえになっています。
お店の大小に関わらず数多くのお店が店頭販売だけでなく、ネットショップも運営しています。
実店舗のメリット・デメリット、ネットショップのメリット・デメリット、連動させるメリット・デメリットについてまとめてみました。
実店舗だけからネットショップも運営するまで
私が雑貨店を開業した当時はインターネットの黎明期で「自分のお店をいつか持ちたい」という夢イコール=”実店舗”を意味していました。
今では、自分の店イコール=”ネットショップ”という方も多いのではないでしょうか?
実店舗に比べ費用面でも負担が少なく手軽にできるネットショップをまず開店して、軌道にのったら実店舗をと考えている方も多いと思います。
私が雑貨店を開業してしばらく立った頃、オリジナル商品を作り始めました。
製品染めのキャミソール、オリジナルキャラクターのTシャツやスウェット、トートバッグ、オリジナルプリント柄のTシャツ、古着をリメイクしたトートバッグなど。
その時にネットショプを開店する環境が今みたいにあったらと本当に残念に思っています。
というのは、オリジナルの制作ではある程度の数量を作らないと採算があわないからです。
外注だったので、生産ロットも関係してきますし、コスト面でも原価が高くなってしまいます。
小さなお店の1店舗での店頭販売だけではたかだか知れていました。
もしその時にネットショップでも販売していたら、販売数量がもだいぶ違ったのではと思ってしまいました。
後にオリジナル商品の取り扱いをやめて、アパレルのアウトレットをメインに販売するようになってからリュックのネットショップを立ち上げました。
残念ながら、そのネットショップでは店にあるリュック、雑貨をメインに販売していてオリジナルを販売するという発想がでてきませんでした。
もしその時からオリジナルを販売していたら…違った展開ができたかも?
常にアンテナを張って情報を取り入れる努力が少なかったからだと思います。
そんなことで、実店舗とネットショップを連動させることがいいと思うのですが、他にもメリットがいっぱいあるのでそれぞれのいいところをまとめてみました。
実店舗に必要な要素
どうしてもこの店で買いたいと思う行動を消費者に起こさせる。
コミニュケーション
実店舗のいいところ(メリット)
リアルタイムに聞きたい情報について聞くことができることによって、購買に対する不安がなくなる。安心感。
自分自身ネットで購入できるものでも、いろいろ調べても実際に使えるかどうか?
どうしても不安があったので、お店に足を運び店員の方に説明を聞いて安心して購入できたことがあります。
在庫があればすぐ商品を受け取れる。
対人販売:人で買うところが大きい。
実際に手に取ってみることができるので、判断がしやすい。
ネットショップの運営上で実店舗があると信用面で安心感を持ってもらえる。
実店舗の欠点(デメリット)
店までわざわざ足を運んだのに在庫がなかった。
在庫切れが事前に確認できればよかったのに…。時間の無駄と思われる。
ネットショップのメリット・デメリット
ネットショップのいいところ(メリット)
利便性、交通費をつかって店舗までいかなくていい。24時間注文できる。
地理的に行くことのできないお店の商品を買うことができる。
スピード、注文した次の日には着く。
数多くの商品の中から比較検討して選ぶことができる。情報量が多い。
ネットショップの欠点(デメリット)
非対称情報:実際の情報に対してお店の情報とお客様の情報が異なる場合がある。
手に取って見ていないのでイメージが違うことがある。
問い合わせに時間がかかる。
悪質なサイトの見極めが難しく、詐欺被害などがある。
同一商品では、競争がはげしく値段競争に巻き込まれる。
実店舗とネットショップを連動させるといいところ(メリット)
実店舗と在庫が共有できる。
販路が広くなる。やりかたしだいでは全国のお客様にアピールすることも可能になる。
店の規模、有名無名に関係なく同じ土俵で商売ができる。
オリジナル商品の情報発信に有効。
まとめ
おのおののいいところを組み合わせて連動させれば相乗効果で実店舗、ネットショップももっと良くなります。