雑貨屋を開業するのに、どんなお店にするのか?どんな商品を扱うのか?どんなお客さんをターゲットとするのか?…。
お店のコンセプトを決める
『日常的に使えるおしゃれな生活雑貨の店』
お店の外観、立地、企画業との両立、資金面、二人の知識、興味(嫁さんが店番をするので)を考えて決めました。
ターゲットは住宅地に近い駅前立地ということもあって大学生、OL、主婦などの20代~30代の女性にしました。
当時はアフタヌーンテー、サザビー、F.O.B.COOP、ペンギンカフェなどのフレンチ雑貨が人気でした。
DURALEX(デュラレックス)のコップなどのキッチン雑貨、バスグッズ、アロマグッズなど…。
急に事務所の1階を店にしようということになって、ただ店をやりたいというだけで具体的なプランもなかったので、ご多分に漏れず流行りを意識したコンセプトになってしまいました。
最初のコンセプトから徐々に変化が…
そんなことで最初はフレンチ雑貨でスタートしたのですが、2~3ヶ月もするとどうもしっくりこないのです。
もともと50'sヴィンテージ、アンティーク、サーフィン、スケボー、などのアメリカンサブカルチャーが好きだったので、徐々にフィギュアやアメリカン雑貨を置くようになり内装も少しずつ変化…。
最初のコンセプト、ターゲット、立地に関係なく自分の好きな物を仕入るようになりました。
今では珍しくないのですが、Tシャツなどの軽衣料と雑貨を組み合わせたスタイルに落ち着きました。
わかっていてもコンセプトを守るのは非常にむずかしい!
売れている商品があれば仕入たくなったりと…
時流に応じて変化するのも大切ですがあまりぶれると問題です。
もっとしっかりしたコンセプトをじっくり考えて、。ぶれないことが大事だったかなぁと反省。
コンセプトの大切さ
コンセプトとは「基本概念・基本発想・基本思想・基本理念」
どんな商品を扱うのか?
どんなお客さんにきてほしいか?
などを考える時にお店の方向性を決める非常に大切なものです。
これがないと一貫性のないお店ができあがり、お客さんにとって「ここはいったい何屋さん?」ということになってしまいます。
大型店のように多品種を扱うことは個人店には無理なので「何でもある」ではなくコンセプトにこだわった専門店を目指しましょう!
コンセプト(concept)は、本来「概念」を表す言葉です。
しかしながら、日本語でコンセプトの語を用いる場合は、「全体を貫く基本的な概念」を表すことが多いようです。
例えば「今度開店するレストランのコンセプトは“近未来”でいこう」と言った場合、レストランの店名・内外装・メニュー・広告などに、近未来的な演出を施そうという意味になります。
[三省堂辞書サイト]10分でわかる「コンセプト」より引用